2011年9月18日日曜日

TEGAMI ご報告

TEGAMI -Perspektiven japanischer künstler

TEGAMI - 日本から来たアーティストのハガキ
http://hamburg-projekt.blogspot.com/

沢山のご参加ありがとうございます。

お陰さまで235人の作家さんにご参加いただき、361点の作品を展示させて頂く事ができました。

わずか6週間というなかではじめたプロジェクトでしたが、ハンブルグ日本映画祭http://www.jffh.de/
の方々のご協力をいただき、私が想像していた以上の展示になりました。本当にありがとうございます。

オープニングは300人を超える方々が第一会場であるメトロポリスにおいでになり、みなさん興味深く作品をご覧いただきました。5日間の会期中3000人以上の方々が訪れています。

第二会場であるプロジェクトアでは、連日TEGAMIを見に入らして下さったお客様が多く、そういった方々に、逆に日本映画祭をご紹介できるという状況。

当初は懐疑的な目を向けていらした劇場関係者の方々も、展示終了後はなぜだかご機嫌に。
メトロポリスで行った初めての展覧会が温かく迎えられた事に私も胸を撫で下ろすことができました。
そう、この手があったんです。
キノ(劇場)で展覧会?
でもそこが私の理由でもありました。
ハガキだけの展覧会を観にきていただけるのか、展覧会として成立するのかという気持ちもあり、日本映画祭の会場をお借りしたいとご協力をお願いしました。
日本映画を観に来られる方々なら、日本からのハガキに興味を持ってくださるのではないか。

日本からいらした映画関係者の方々ともお話をする中、今の日本の状況もダイレクトに聞く事ができて、今出来る事を実行されている方々に尊敬の念を持つ時間となりました。今やらなきゃっ!、そういうことがあるのだと。

多くの方々がご参加くださったので、多くのご意見や感情を、同じ場に一緒に並べて展示させて頂く事ができました。
いま、日本にいらっしゃる作家さんたちが何を感じ、何を考えているのか。
私が一番知りたかったことでした。
ドイツで展示するのには理由があります。
いま日本に住んでらっしゃるという事実が、ここから見ればニュースそのもの、ニュースの内側なのです。
そこから直接声を日本の外側に届けて欲しい…それが私の最初の思いでしたから。

“日本から来たアーティストのハガキ”は、一つの時をきりとった記録となると確信します。
もちろん微力で申し訳ないのですが、私も出来ることを頑張ります。
自分に出来ることがあるのは幸せだと思わせて頂きました。

文末で失礼ですが改めまして、みなさまのご参加にこころからお礼もうしあげます。
また、こうしてご報告ができること、福島県立美術館のご好意に感謝です。
なんど重ねても足りないくらい、ありがとうございます!

私がワークショップで廻った福島のみんな、お元気ですか?
あの時のみんなの顔が私にどれだけのものをくれたか、大声で叫びたいくらいです。


この報告は福島県立美術館のホームページに掲載されています。(一部改訂しています)
トップページ下の”綿引展子”から
http://www.art-museum.fks.ed.jp/menu_j.html


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